ラブレター・フロム・ブラッセルズ

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第八回 「150周年ニュース」その1: ロゴマーク決定!

前回のLFBでも申し上げたように、2016年の日本・ベルギー友好150周年まで後1年を切りました。もうすぐ、大使館のホームページに150周年関係の特別のページが作成される予定ですが、このLFBのコーナーでも、これから折に触れて、150周年に関わるニュースをお知らせしたいと思います。今回は、その第一弾です。

1月20日、ついに、150周年のロゴマークが決まりました! このホームページでの募集を含めて、ベルギーと日本とで公募をし、お陰様で、200件近くの応募がありました。どうも有り難うございました。日本ベルギー双方の関係者で組織された選定委員会で厳正に審査し、投票に付した結果決まったのが、ホームページに掲載してあるロゴマークです。このマークは、ベルギーと日本の両方の国旗をデザインしたものであるのは、お分かり頂けるでしょうか。シンプルですが、解りやすく、日本とベルギーの強いつながりを象徴するデザインで、良いロゴマークだと思います。

折しも、岸田外務大臣は、1月19日と20日の両日、ブラッセルを訪問し、ベルギー、EU,NATO関係者と会談しました。その際、岸田大臣は、レンデルス・ベルギー外務大臣との会談の冒頭で、二人で、このロゴマークの初めてのお披露目をしました。その様子は、このホームページだけで無く、ベルギー外務省ホームページでもご覧頂けます。(リンク;http://vimeo.com/117258371 )

これからは、一定の基準に基づいて150周年の行事と位置づけられる行事については、このロゴマークを使って頂けることになります。そのような行事をお考えの方がいらっしゃれば、是非、追って150周年特別ホームページに掲載される申請要項を参照して頂き、申請して下さい。また、ささやかながら、ピンバッジなどの150周年グッズも今後作る予定ですので、ご期待下さい。

150周年との関係で、この機会にもう一つだけお話ししたいと思います。それは、日本の皇室と、ベルギーの王室の間に、世代を超えて存在する強い絆のことです。
    昨年12月、ボードワン元国王の王妃でいらっしゃったファビオラ王妃がお亡くなりになりました。ベルギーの国民の方々のみならず、お会いする機会のあった全ての方々に強い印象を残し、心から愛された王妃でいらっしゃり、そのご逝去は深い悲しみでした。ご逝去は、12月5日(金)でしたが、翌6日(土)には、そのご葬儀を12日(金)に国葬で行うことが決定されました。そして、その2日後、8日(月)には、日本から皇后陛下がご参列になることが決まり、皇后陛下は、その3日後の11日にベルギーに到着され、翌日ご葬儀と関係行事に出席された後、とんぼ返りで、帰国されました。
    プロトコールとの関係だけから言うと、今回のご葬儀に皇后陛下がご出席になるのは異例です。それでは、なぜ皇后陛下のご出席が急遽決まり、極めて短い準備期間と滞在期間で、ベルギーまでおいでになることとなったのでしょうか。

以下、皇后陛下のご来訪に際して、宮内庁から発表があった内容に沿ってご説明します。実は、ファビオラ王妃ご逝去から余り間をおかない8日、フィリップ国王陛下より天皇皇后両陛下にお電話があり、コンファレンスフォーンを通じて、お三方で三十分程度お話しになる機会がありました。まだ若い青年でいらした頃から、ボードワン国王ファビオラ王妃両陛下と天皇皇后両陛下がお会いになっている際に何度となく御一緒されていたフィリップ国王陛下は、天皇皇后両陛下には,直接自分のお口からファビオラ王妃陛下の崩御をお伝えになりたいということでのお電話であったようです。こうしたやり取りを経て、天皇陛下は、今回の国葬には皇后陛下が御参列になるのが一番ふさわしいのではないかとのお考えを示されました。皇后陛下も、50年余にわたる王妃陛下との深い友情を思われ、この度の国葬に参列されることをご決断されたのです。

これに対し、ベルギー王室側も、最大限の「おもてなし」をされました。皇后陛下は、常にプロトコール上第一番の取り扱いを受け、殆ど全ての機会に、フィリップ国王王妃両陛下御自ら、皇后陛下のお手を取り、導かれました。また、この機会に、皇后陛下は、フィリップ国王のお子様方ともお会いになる機会があったと側聞します。皇后陛下は、お疲れの中、常に丁寧に暖かく接されました。多くのベルギー側関係者から、私に対しても、皇后陛下のご葬儀参列への感謝の気持ちと、強い尊敬の念が伝えられ、私としても、非常に誇らしく思いました。

このように、日本の皇室とベルギーの王室との関係は、非常に深く近いものがありますし、今回のご葬儀に陪席する機会を得て、この関係は、今後世代を超えて続いて行くであろうことを確信しました。来年の150周年の機会には、何らかの形で、皇室・王室の間の更なる交流の機会があるだろうと確信しています。また、私としては、150周年という記念の年が、今回の皇后陛下のご訪問で再確認された日本とベルギーとの強い絆を、両国の皆さんの一人一人が一層身近に感じられる機会になれば、素晴らしいことだと思います。これからも、皆さんのご協力をよろしくお願いします。

 

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