ラブレター・フロム・ブラッセルズ

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第二十回 期間限定

今回は、期間限定のブラッセル観光についてご紹介します。

フラワー・タイム

 世界で一番美しいと言われるブラッセル中心部の広場であるグランプラスを、2年に一回花びらで作られたデザインで埋め尽くすイベントである「フラワー・カーペット」については、このコーナーでも以前取り上げました。実は、2013年から、フラワー・カーペットが行われない年にも、同じ花にちなんだイベントが開催されています。それが「フラワー・タイム」です。このイベントでは、外のグランプラスは脇役で、主役はグランプラスに面して建つブラッセル市庁舎です。15世紀に遡る美しいゴシック建築である市庁舎の内部を、大がかりな「フラワー・アレンジメント」(「生け花」というよりは、この呼び方の方がしっくりきます。)で飾るのです。
  二回目になる今年も、8月13日(木)~16日(日)の4日間限定で行われ、朝の10:00から夜の10:00まで12時間開場され、沢山の見物客で賑わいました。花が素晴らしいことに加えて、通常は公開されない市庁舎の建物の内部も、相当見応えがあり、その両者が見事に「共演」している様は、本当に印象的です。  このイベントを見学して、まず驚いたのは、実際に使われている市庁舎を、4日間とはいえ、その殆どの部分を公開する、という市当局の「大胆さ」です。建物全体が世界遺産なのですから。更に、花の展示の仕方にも、度肝を抜かれます。中でも、数世紀を経たと思われる大きな絵画の額縁に、大きな花を飾ったのを見たときには、このようなことは,日本ではおそらく有り得ないだろうと思いました。また、重役の執務室と思われる立派な部屋も花で一杯・・・。これは、ここでは仕事は出来ないだろうな・・・と思いました。
 ちなみに、入場料は5ユーロ(700円弱)。非常にお買い得です。来年は、フラワー・カーペットの順番で、日本のデザインですが、再来年のフラワー・タイムも期待して良いと思います。

王宮開放

次いで、王宮です。ベルギー王室の王宮は、ブラッセル中心部にあります。なお、この王宮は、現在は、主に国王陛下他の執務や公式行事に使われており、国王陛下が日常暮らしておられる場所としては,別にラーケン宮と呼ばれる宮殿がブラッセルの北東の郊外にあります。
 以前このコーナーで、そのラーケン宮の巨大温室が、年一回、春に期間限定で解放されることをお知らせしましたが、夏のこの時期には、これも年一回期間限定で、執務宮である王宮の大部分が一般に開放されます。今年も,ベルギーの建国記念日の翌日である7月22日(水)から9月6日(日)までの1ヶ月半、月曜日を除き、10:30~16:30の間、開いています。
 私は,仕事の関係で、何度か王宮を訪れたことがありますが、今回一般開放されている全ての部屋に入ったことはありませんでした。王宮は、ベルギーのこれまでの栄光を繁栄して、素晴らしい建物で、それぞれの部屋の装飾は、天井、壁、シャンデリアを初めとして、一つ一つに個性が有り、非常に美しい。王家ご一家の写真も所々に飾られ、王室に対する親しみを感じさせます。
lfb_020_salongoya なお、今回私たち夫婦は、たまたまベルギーに来られたスペイン在住の友人の方々を王宮にお連れしたのですが、そこで、ちょっとした発見がありました。一般開放されている部屋の一つに、「ゴヤの部屋」と呼ばれる部屋があり、そこには、ゴヤのデザインに基づいて作られた素晴らしい絨毯が3枚、壁に掛けられています。そして、何と、それを見た友人によると、ゴヤ自身が描いたそのデザインの原画は、マドリッドのプラド美術館に飾られている、というのです。私も、次にプラド美術館を訪れる機会には、是非探してみたいと思います。
 ちなみに、この王宮への入場料は、何と、「タダ」!まだ2週間弱空いていますので、皆さん、是非訪ねてみて下さい。

HPは、http://www.monarchie.be/open

 

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