白中銀2012年GDP成長率
3月6日,白中銀は,2012年第4四半期及び通年のGDP成長率(確報)を発表したところ,概要以下のとおりです。
2012年第4四半期
- ア 第4四半期実質GDPは,対前期比(以下同様)で▲0.1%。
イ 部門別では,サービス部門は+0.1%,工業部門は▲0.8%,建設部門は▲1.2%。- ア 財・サービスの輸出及び輸入についてはそれぞれ▲1.6%,在庫調整は0%で純輸出及び在庫調整の経済成長寄与率はゼロであったため,経済成長要因は国内総支出(除く在庫)のみであった。
イ 国内総支出については,民間部門(+0.2%)と公的部門(+0.1%)の最終消費支出により支えられた。他方で,固定資本形成は企業投資が▲1.3%,住宅投資は▲1.0%,公共投資は+1.4%。- 第4四半期は,労働者数が▲0.1%。
2012年通年
- 実質GDP成長率は,対前年比(以下同様)で▲0.2%。
- 対前年比では,部門別に見れば,工業部門が▲2.9%(2011年は+2.5%),建設部門では+0.5%(2011年は+5.0%),サービス部門では+0.1%(2011年は+1.8%)。
- 2012年のGDP減少は,特に内需の減少(▲0.4%),とりわけ民間最終消費支出の減少(▲0.6%)による。
- 建設への投資や家計の住宅改修のための投資は▲2.9%となり,2012年の経済活動に負の影響を与えた。企業投資は,第1四半期は増加したが第2四半期以降は減少し,通年では僅か+0.3%。公的部門投資は,上半期は減少したが下半期に増加し,通年で+1.6%。
- 在庫は▲0.3%(2011年は+0.7%)。
- 第3四半期以降,経済成長における純輸出の貢献は弱まった。通年では,財・サービスの輸入の減少(▲0.1%)と財・サービスの輸出の増大(+0.4%)により純輸出は+0.5%(2011年は▲0.1%)。
- 雇用数については年間を通じてほとんど変動がなく,通年では+0.1%(約7千人)(2011年は+1.3%(約6万人))。