ベルギー経済(2014年第3四半期GDP速報値及び第2四半期経済指標の発表)
10月29日,白中銀は,2014年第3四半期GDP速報値及びアップデートした第2四半期の経済指標を発表したところ,概要以下のとおりです。
2014年第3四半期
GDP成長率(季節調整済)は対前期比+0,2%,対前年同期比+0.8%。2014年第2四半期
- GDP成長率(季節調整済)は対前期比+0.1%。対前年同期比では+1.0%。
- 建設部門は対前期比▲0.1%,工業部門は同+0.2%,サービス部門は同+0.1%。
- GDPの成長は,内需(除く在庫)によって支えられ,内需の増加は対前期比+0.3%となった。これは,企業の固定資本形成が対前期比+1.3%,公的機関の固定資本形成が同+1.2%と増加したことの影響を受けたもの。家計の住宅投資も同+0.3%増加し,また,個人消費も弱いながらも同+0.2%の増加となった。政府最終消費支出は±0%と不変。
- 外需については,財・サービスの輸出が対前期比で+2.5%の増加。輸入については同+2.8%と輸出の上昇率を若干上回った結果,GDP成長への純輸出の寄与は▲0.2ポイントとなった。
- 雇用については,対前期比で+0.2%となり,第1四半期が同+0.1%であったことから,雇用の増加は限定的。給与所得者の労働量については,第1四半期が対前期比+0.5%の増加を示したのに対し,対前期比同▲0.8%と減少。第1四半期と第2四半期の労働量の落差は第1四半期の暖冬が原因。