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石川県金沢市とゲント市(東フランドル州)

1970年の大阪万国博覧会の際での祭りの共演がきっかけとなりました。当時の在大阪ベルギー総領事ノートン男爵から姉妹提携が提案され、歴史、伝統、産業、都市の規模が類似していることからゲント市との提携が決まりました。

日本とゲントの間には長い経済的な協力の伝統があります。ホンダ、ヤクルト、フジ・オイル・ヨーロッパ、ヴィンコリット、MEC ヨーロッパとイノジェネティクスのような多くの日本企業がゲント市で活動しています。さらにゲント市と金沢市の間には経済的な歴史もあります。レオ・ベークランドはゲント市で生まれ、ベークライト(フェノール樹脂)の発明者でした。金沢市民高峰譲吉は、特許を買って、住友ベークライト社を設立しました。

ゲント市と金沢市との間の姉妹都市関係は1971年に始まりました。工芸の金沢市、音楽のゲント市と両都市は「ユネスコ創造都市」に登録されています。両都市は、文化交流の長い伝統があり、 2008年には、現代美術博物館及び美術学校間の協力を促進する協定に署名しました。またゲントと金沢の大学間にも長い協力があり、ゲント大学には、日本語と日本文化の講座があります: http://www.southandeastasia.ugent.be/Japanologie

現在は両都市間のパティシエ交流と学生交流の強化に焦点を当てています。ゲントのショコラティエで日本人学生がインターンとして働いています。また、金沢市はゲントの「シティーライトプラン」と「ソーシャルメディア戦略」に高い関心を持っています。2015年には、ゲント・マラソンの勝者が金沢マラソンに参加しました。

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ゲント・シタデル公園内にある徽軫灯籠(ことじとうろう) – 姉妹都市関係35周年を記念して金沢市からゲント市に贈られました。

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協定に署名するテルモント・ゲント市長と山野・金沢市長 – 2012年8月24日

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金沢市から特別名誉市民証(章)の贈呈を受けるダニエル・テルモント・ゲント市長 – 2012年8月24日

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ゲントの観光名所「グラスレイ」