領事サービス・安全対策メールマガジン

令和2年3月18日

新型コロナウイルス対策(ウィルメス首相記者会見内容(速報版))


本17日,20時半からウィルメス首相による記者会見(人数制限)が行なわれ、国家安全保障会議において、以下の強化措置をとることを決定したと表明しました。この会見の内容について,当館聞き取りによる「速報版」を作成いたしましたので,取り急ぎ以下のとおりご案内いたします。
本件内容の詳細については,追って首相府よりコミュニケ(声明文)が発出されますので,右入手後は改めて仮訳文を作成し,ご案内いたします。

【記者会見内容(速報版)】
1 外出
●市民は、家族の外での接触を最大限避けるため、自宅待機しなければならない。ただし、仕事や、必要不可欠な移動(通院、食料品、銀行、薬局、郵便局、給油、必要な介護)については認められる。
●野外での活動は許可され、推奨される。したがって、運動をすることも可能。ただし、家族のうち一人、または、友人一人のみの同伴とし、社会的距離を確保しなければならない。
●集会は、すべて禁止される。


2 商業関係
●企業は、規模に関係なく、例外なくテレワークを行わなければならない。
●テレワークが難しい場合、誠実に、社会的距離を保つ義務がある。実施できない場合、閉鎖しなければならない。当局がこの措置を尊重していないと判断する場合、重い罰金とする。さらに従わない場合には閉鎖とする。ただし、必要不可欠な部門については例外とするが、それでも、社会的距離を保つよう注意しなければならない。
●食料品店、薬局、ペットショップ、本屋(本屋は平日のみ)以外の店舗は閉鎖する。
●大型店では、10平方メートルあたり1名に来客制限し、買い物時間は30分以内とする。
●夜間開店している店舗は、22時までとする。
●理容・美容店は、サロンに入れる顧客を1名とする。
●マルシェは、閉鎖される。ただし、食料品露店については必要不可欠な場合には許可される。
●宅配及びテイクアウトについては、引き続き可能。

3 公共交通機関
●公共交通機関は運行されるが、社会的距離を保たなければならない。

4 出入国
●ベルギーからの必要不可欠でない出国は、4月5日まで禁止される。
●国境封鎖は行わない。

5 学校
●14日以降の措置から変化なし。
●託児所は引き続き通常どおり。学校での学童預かりサービスも引き続き行う。

6 総括
●警察が、上記措置をしっかりと順守しているか注意を払う。
●上記措置は、明18日正午から4月5日まで効力を生じる(注)。
●困難な措置ではあるが、これら措置は、一時的に物理的接触を避けるものである。

(注)その後のインタビューで以下言及あり。
●これで最後の措置となるかは明言せず。(首相は、「そう願う」という回答。)
●措置延期の可能性についても明言せず。(内務大臣インタビュー)


【お問い合わせ先】
在ベルギー日本国大使館
住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique
電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)
Fax :(02) 513-4633
ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete