領事サービス・安全対策メールマガジン

2020/5/26

新型コロナウイルス感染新規症例の発生(25日)


1 本日のベルギー公衆衛生省の発表によると,ベルギー国内において新型コロナウイルスの新規症例が新たに250件確認され(フランダース地域:175名,ワロン地域:50名,ブリュッセル:25名,居住地不明:0名)その結果,当地での確定症例数は57,342件となりました。

また,3月15日から昨日までの間に,15,297名の方が退院(過去24時間中の退院者は25名)しました。

2 死亡者数は以下のとおりです。
(1)過去24時間の合計:32名(病院における死亡者20名,老人ホームにおける死亡者12名)
(2)これまでの合計:9,312名(内訳:病院における死亡者4,473名(確定症例4,273名(96%),疑い例200名(4%)),老人ホーム等における死亡者4,735名(確定症例1,166名(25%),疑い例3,569名(75%))、自宅25名,その他の場所46名、不明33名)

3 昨日現在,病院のベッドについて,1,334名の感染者(過去24時間で10名増加)が利用しており,そのうち251名が集中治療室(過去24時間で5名減少),134名が人工呼吸器を利用している状況です。

4 昨日の感染検査実施数は6,826件,検査実施総数は788,110件(うち老人ホームは320,868件)です。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省新型コロナウイルス特設ページ(仏語))
https://www.info-coronavirus.be/fr/news/reprise-baisse-des-nouvelles-infections/
(参考アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所関連ページ)
https://epidemio.wiv-isp.be/ID/Pages/2019-nCoV_epidemiological_situation.aspx

5 なお,本日の記者会見で発表された内容のポイントは以下のとおりです。今後,定例記者会見は毎週金曜日に実施されることになりました。次回は29日(金)となります。

(1)現在の傾向について
(参照アドレス:資料ダウンロードアドレス)
https://d34j62pglfm3rr.cloudfront.net/downloads/news/numbers_20200525_FR.pdf

感染者数(2.2の図)は,21日時点の1週間平均を見ると(対前日比)増加率は-12%。入院者数(2.3の図)は24日時点で同-4%。集中治療患者数(2.4の図)は24日時点で同-4%。死者数(2.5の図)は22日時点で同-2%。

(2)これまで実施されている5つの基本的措置について:
(ア)体調がおかしい時は外出せずかかりつけ医に電話で連絡する。
(イ)水と石けんまたはアルコール剤で可能な限り頻繁に手を洗う。
(ウ)1.5メートルの社会的距離を守る。
(エ)店舗など社会的距離を守るのが難しい全ての場所でマスクを着用する。公共交通機関では義務。
(オ)人との物理的な接触の機会をなるべく減らすよう心がける。
これらの措置については,好みに応じて5つの中からどれかを選択するのではなく,全てを守ることが重要。人々が好きなもののみ選択するようであれば,最終的にどの措置も守らなくなってしまう。目的は,社会において持続的に伝染の連鎖が拡大しないようにすること。皆が全ての措置を守ることで,伝染の連鎖を減少させ,その状態を維持することが可能になる。

(3)例えば手洗いについて,中には,濃縮された漂白剤や腐食剤等,不適切なものを使用して行っている人がいるが,水と石けん,またはアルコール剤で十分であり,危険物を使ってはならない。毒物防止センター(centre anti-poison)にも確認しているが,自身や他人,特に子どもに害が及ぶのを避けてほしい。子どもには適切な手洗いの方法を教えることが重要。

(4)天候の良い季節を迎えており,屋内にいる際は,換気が容易になる。天気が良くても皆が屋外にいられる訳ではない。もし屋内で人に会うことがあるようであれば,部屋の十分な換気をしてほしい。飛沫によりウィルス伝染の可能性があるため。

(5)先週,多くの人が,連帯の精神で,社会で最も脆弱な人々に手を差し伸べた。市民による自発的活動も多く見られた。それらの人々に感謝したい。こうした連帯が,今後数週間ないし数か月に亘り,ウィルスに対する社会の回復力や抵抗力を高めるために必要不可欠となる。今日では,私生活及び職業上で,より多くの人との接触の機会を持つことができるようになっているが,互いに励まし合うことが重要。

(6)(現在のR(感染率)値はどのくらいか,それに基づいた今後の見通しはどうかとの問いに対し)R値は大体週1回追跡している。実際,特に現在の状況では,R値は毎日追跡しなければ殆ど意味がない。R値の計算に関しては,入院者数が変数として一定程度重要な役割を果たす。我々が追っているのはこの数値のみではない。先週末の時点でのR値は0.86。次回は来週末に新たな数値が公表される予定。

(7)(家族・友人との面会は同じ4人のみ,結婚式は30人,スポーツクラブは20人とされるなど,異なる環境で会うことのできる集団の最大構成人数として設定されている各人数の背景にある科学的基準は何かとの問いに対し)接触によるウィルス伝染のリスクを考慮している。例えば,家族・友人の4人に関しては,長い時間,近い距離で飲食を共にすることが可能となり,伝染リスクは潜在的により高くなるため,人数はより制限される。
他方で,結婚式や葬式に関してはより多い人数設定となっている。なぜならば,それらの式典は,特定の日時に,市役所や教会,墓地等の公共の場所で,社会的距離が保たれた形で行われるため。スポーツクラブに関しては,スポーツのルール,すなわち十分な距離が確保されるよう,コーチがその場にいる必要がある。スカウトに関してはより大人数が想定されており,今後のコロナの状況次第だが,最大50人,6~8週間とされる予定。今後の進展状況次第で,異なる環境下で会うことのできる人の数が規定されることになる。

(8)(ドゥ=クレム内務大臣は,例え感染者数が増加したとしても2回目のロックダウンには否定的だが,この点についてどう考えるかとの問いに対し)コロナの効果的治療法は現在も確立されておらず,ワクチンも秋・冬がくる前には開発されないと思われる。上記質問に関し,コロナ伝染を抑える現在可能な唯一の方法は,十分な数の感染検査を行い,構造的な方法で接触の追跡を行うことのみ。コロナ伝染の初期はこうした体制が欠如していたが,現在は整備されている。新たな波が到来した場合,この体制の有効性は更に向上するであろう。仮にその波が継続するような状況に直面した場合,(ロックダウンを再び行うかどうかに関して)直ちに決定を下さねばならない。
現時点では,伝染の連鎖を断つ以外に方法はなく,伝染の連鎖を断つとは社会的距離を保つことであり,社会的距離を保つとは我々が最近経験した状況(=ロックダウン)に戻ることである。その場合,同じ方法で行われることになるかどうかは不明だが,現在の知見や技術に基づけば,ロックダウンと呼ばれる,人どうしの間の距離を確保するための方法を,特定の地域や県,地方の一部のみに限定したり,あるいは高リスク要因を抱えたグループのみに限定して適用することも可能であろう。
しかし,いずれにしても,社会的距離の措置がその後強化されることになる可能性が高い。(新たな波が到来した場合の)感染検査及び接触の追跡が十分でなければ,これ(ロックダウンに戻ること)が現在可能と考えられる唯一の方法である。

(9)(母の日,そして店舗再開から2週間が経つが,現在の数値から既に結論を導き出すことは可能か,今週の過ごし方に関して人々への助言はあるかとの問いに対し)5/4に開始されたフェーズ1Aの影響は特にないことが確認されている。5/10開始のフェーズ1Bに関しては,影響を推定するのはまだ難しい。ここ数日での最初の評価は肯定的なものであることに変わりはなく,今週末は特段何も懸念されなかった。しかし,5/10-11に執った措置解除の最終的影響についての全体的評価は,今後1週間ないし10日かけて行われる予定。

(10)(フランダースで新規感染者が増加していることについてどう説明されるか,検査状況が改善しているからか,それともウィルスが伝染しているためかとの問いに対し)人口あたり感染者数に関しても,フランダースはワロンやブリュッセルより少し高くなっているが,現時点で何が起きているかを知ることは難しい。主に以下の2つの説明,すなわち,(ア)感染検査がより頻繁に行われている可能性,あるいは,(イ)何らかの理由でウィルスがより伝染している可能性が考えられる。今後数日で,調査・確認が行われるであろう。

(11)(コロナのメガクラスターは確認されているか,もしそうであれば,例えばシント・トロイデンなど地方レベルで第2波の可能性はあるかとの問いに対し)現在,メガクラスターは確認されておらず,第2波は生じていない。シント・トロイデンに関しては,ここ数日の感染者数が国内の他の地域と比べて増加していた印象だが,それは,PCR検査を実施した際,抗体を見るための血清検査の結果(陽性数)も誤って計上されたため。このような誤った情報により,シント・トロイデンで特段の問題が生じているとの印象を与えてしまったが,この数値は訂正される予定。すなわち,シント・トロイデンでは実際には何の問題も生じていない。



(12)今後,定例記者会見は毎週金曜日に実施し,週毎の状況を報告する。次回は29日(金)予定。

(参照アドレス:記者会見動画)
https://www.info-coronavirus.be/fr/live-pressconferences/

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