領事サービス・安全対策メールマガジン

2021/5/7

新型コロナウイルス対策(ワクチン接種後に発現する可能性がある一般的な副反応への対処について)


ベルギーにお住まいの皆様、及びたびレジ登録者の皆様へ
 
当地における新型コロナウイルスのワクチン接種計画が進行しており、ベルギー当局が定める優先順位に基づいて邦人の皆様にも順次、接種招請が接到している状況と承知しております。そうした中、皆様のご参考として頂くべく、ワクチン接種後に発現する可能性がある一般的な副反応や、それらへの対処などについて、医学的知見に基づく一般情報を、在フランス日本国大使館所在の医務官より得ましたので、概要以下のとおりご案内いたします。
 
なお、ワクチンの接種を受けられるか否かについては、接種による新型コロナウイルス感染症予防の効果と副反応のリスクの双方についてご理解いただいた上で、皆様ご自身にてご判断頂くものですので、これら情報により当館として、いかなるワクチンの接種を推奨するものでも、あるいは推奨しないものでもありませんので、宜しくご理解の程、お願いいたします。
 
1 COVID-19・ワクチン接種後には、発熱、注射部位の痛み、全身倦怠感といった副反応が発現することは珍しくないので、接種日当日や翌日には大事な予定等を入れないことを勧める(併せて以下、当館参考もご参照ください)。
 
【当館参考】
当館館員の内、既にワクチン接種を行った複数館員においては、接種直後は特段の症状は発現しなかった一方で、接種した当日の夜など、少々の時間が経過した後に発熱症状などを呈するといったケースが複数見られております。つきましては、以下2以降でご案内する薬品の利用をご検討される方におかれては、可能な限りワクチン接種前までに入手しておかれることをお勧めいたします。
 
2 副反応による発熱、全身倦怠感、局所の疼痛等には鎮痛解熱剤アセトアミノフェン(当館注:当地では「DAFALGAN」という商品名で販売されており、薬局にて処方箋なしで購入可能です。)による対症療法が概ね許容されている(※以下、ご参考参照)。注意点としては、これは副反応症状が発現する前に予防的に使用するのではなく、副反応が起こった段階で服用すべきという点。仮に症状発現前に使用した場合には、ワクチンによる正常な免疫形成を阻害する危惧がある。
 
※ご参考
ベルギー公衆衛生省新型コロナウイルス特設ページにも、副反応症状発現時におけるアセトアミノフェン(=パラセタモール)の有効性について記述されています。
 
(参照アドレス:公衆衛生省新型コロナウイルス特設ページ(仏語))
https://www.info-coronavirus.be/fr/vaccination/
 
3 日本の厚生労働省が認可しているアセトアミノフェンの使用法は,1回量として体重1キログラムあたり10ミリグラム、すなわち体重50キログラムの方は、アセトアミノフェン500ミリグラムで、さらに日本人の服用上限量は一日4000ミリグラム。(当館注:当地では、1錠あたりの成分含有量が250ミリグラム、500ミリグラム、1000ミリグラムの3タイプが販売されていますので、購入や服用にあたっては上記の摂取上限量に十分ご留意下さい。)一回内服後、次の使用までの間隔は4~5時間を確保する必要あり。
 
4 服用にあたっては、一般論として、牛乳・ジュース・コーヒー・アルコールによる飲み下しは、吸収や効果に影響する場合があるので、ぬるま湯で飲み下すのが適当。
 
5 総合感冒薬の中にもアセトアミノフェンを含有するものがあり(パッケージに成分としてアセトアミノフェンもしくはパラセタモールと記載してあるもの)、そうした薬と飲み合わせた場合、アセトアミノフェンの合計用量が加算され、上記3の服用上限量に近づく(或いは超過する)場合があるので、注意が必要。(アセトアミノフェンの過剰摂取は、重篤な肝障害の原因となる)。
 
6 アセトアミノフェンは肝障害に注意を要する薬なので、その他、個別に見て肝臓に負担がかかる医薬品の同時使用には注意すること、もしくは主治医と相談すること。