ゲントにおけるジャパン・スクエア・フィルム・フェスティバル・オープニング

平成31年3月20日

 3月20日,ゲントのスタディオ・スクープにて、ジャパン・スクエア・フィルム・フェスティバルのオープニングが行われ、林大使が出席しました。
 同フェスティバルは、良質かつ多彩な日本映画を毎年選んで上映しており、今年で第10回目となります。オープニングでは、第41回モントリオール世界映画祭 審査員特別大賞他数々の賞を受賞した三島有紀子監督の「幼な子われらに生まれ」が上映され、日本から同監督が会場を訪れました。林大使からは、「日本とベルギーは地理的に遠く離れているが、同じ先進国として、様々な共通した課題を抱えており、今日の映画を通じて日本の今を感じ取ってもらいたい」旨述べました。映画専門家のリュック・ヴァン・ホーテ氏による解説の後、三島監督は、「日本でも家族のスタイルは変わってきているが、日本ではまだ子供は親の付属物という考え方が根強く個人主義が確立していない、こうした状況を見つめ直したいとの思いで映画を製作した」と述べました。フェスティバルは3月24日まで開催されます。



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©Pieter De Maertelaere