大野敬正・津軽三味線コンサート
令和元年6月7日
6月4日,当館広報文化センターにて,津軽三味線奏者の大野敬正氏によるコンサートが開催されました。「伝統音楽を守りながら伝統音楽を壊す」をモットーに,毎年,世界各地で演奏活動を行っている大野氏は,「津軽じょんから中節」や「弥三郎節」といった津軽三味線の代表曲に加え,侍(サムライ)をイメージしたオリジナル曲「陽炎」,津軽地方を代表する山の春夏秋冬を表現した「岩木」等,全8曲を演奏し,力強くかつ時に情緒的で哀愁漂う津軽三味線の音色で,観客を魅了しました。
大野氏は,演奏の合間に,三味線の歴史や種類及び構造について写真を見せながら解説を行いました。また,観客からの質問に答えるQ&Aセッションでは,三味線の譜面や他の楽器,ロック等他ジャンルのアーティストとのコラボレーション等について説明し,観客にとっては,演奏を楽しみながらも伝統的な和楽器である三味線について知識を深められる有意義な機会となりました。