ベルスマ敦子・いけばな草月流師範に対する旭日双光章の伝達式 (令和元年秋の叙勲)
令和2年1月15日
1月15日,日本大使公邸において,ベルスマ敦子・いけばな草月流師範に対する旭日双光章の勲記・勲章伝達式が実施されました。
ベルスマ氏はこれまで50年にわたり,世界8か国においていけばなの教室を運営し,450名以上もの生徒に草月流いけばなと日本文化を教授するとともに,ベルギーにおける流派を超えたいけばなの指導及び交流を目的としたいけばなインターナショナル・ベルギー支部の設立に中心的な役割を果たし,初代会長を務められました。そして,これまでのいけばなを通じた日本文化普及により,令和元年秋の叙勲にて旭日双光章を受章されました。
式典では,下川大使よりベルスマ氏に対し勲位及び勲章が伝達され,祝辞において同氏の功績を紹介するとともに,同氏が草月流の独創性に魅せられ稽古と指導を続けてこられたことや,いけばなを活ける際には五感を大切にすること,また,いけばなを続けられる上でのモットーである”Friendship through Flowers”について紹介し,ご家族,ご友人並びにいけばなの門下生と共に受章を祝福しました。
ベルスマ氏は受章の答礼において,長年にわたりいけばなの指導を行う上での家族の協力について謝意を述べるとともに,いけばなを通じた素晴らしい出会いと育まれてきた友情の尊さについて述べました。また,ベルスマ氏の友人である箏演奏家・佐藤亜貴氏とサキソフォン奏者・高溝ゆいな氏による「春の海」の合奏も,祝賀の席に華を添えました。
ベルスマ敦子氏のウェブサイト
http://www.tonsen.jp/ikebana/