【主な変更点】
・ベルギー政府がテロと断定。
・ISIL関連組織による犯行声明発出。
・犯人が逃亡中との情報。
1. 3月22日朝(現地時間),首都ブリュッセル近郊のザベンテム(Zaventem)国際空港の出発ターミナル付近で2回の爆発が発生しました。また,ブリュッセル中心部の地下鉄のマルベーク駅(Maelbeek/Maalbeek Station)においても爆発が発生しました。報道によれば,合わせて少なくとも34人が死亡,198人が負傷しました。
2. 本事件については,「ISILベルギー」と称する組織名で犯行声明が発出されました。ベルギー検察庁は,空港での2回の爆発のうち1つは自爆テロであったと断定し,実行犯3人のうち2人が死亡したものの,残りの1人について現在も逃亡中であると発表しました。なお,ベルギー政府は,本事案の発生を受けて,ベルギー全土のテロの脅威度を最高レベルの4(非常に高い。非常に危険な状態であり,事態は切迫している)に引き上げました。
3. ベルギーでの渡航・滞在については,これまでも安全について注意喚起をしてきていますが,更に警戒が必要な状況です。つきましては,以上の状況を考慮し,不測の事態に巻き込まれないよう最新の関連情報の入手に努め,当面の間,不要な外出は避け,特に空港周辺,地下鉄の駅には近づかないようにしてください。また,やむを得ず,政府施設,公共交通機関,観光施設,デパートや市場など不特定多数が集まる場所等テロの標的となりやすい場所を訪れる際には周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意してください。
4. 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html )
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。(詳細は https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
5. なお,テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せて御参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省 海外安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版) (現地大使館等連絡先)
○在ベルギー日本国大使館
住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique
電話:(32-2) 513-2340, 500-0580(領事部)
Fax:(32-2) 513-1556
ホームページ: https://www.be.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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