夏休みシーズンの安全対策(旅先や留守宅の安全を守るために)
夏休みシーズンにより,旅行や帰省にて国外や日本にお出掛けされる方も多いと思われます。旅先での安全や,留守中における住居の安全確保について,以下ご参考までにご案内いたします。
1 パスポートの有効残存期間をご確認ください
渡航する国や地域によっては,入国のための要件として,パスポートの有効残存期間(有効期間満了日までの期間)が定めているところがあります。ご旅行などで諸外国に赴かれる際は,そうした要件が定められていないか,定められている場合にはその期間などの詳細について,渡航する国の大使館や総領事館に照会する等してあらかじめ必ずご確認ください。(求められる有効残存期間は,概ね3~6ヶ月以上とされていることが多いようです。)
なお,我が国のパスポートは,有効期間満了日が1年未満となった段階で,切替えることができます。ご旅行前に慌てることなどないよう,パスポートは平素より早めに切替え手続されることをお勧めします。
【ご参考】パスポート申請書 ダウンロード
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/download/top.html
2 渡航先の安全情報確認と,渡航中の最新情報入手
(1)渡航前には,海外安全ホームページで渡航する国や地域の情報を確認し,危険とされる場所や文化や風俗の違い,風土病など保健衛生上の問題の有無など,身の安全の確保に必要な情報を入手してください。
●海外安全ホームページはこちら
https://www.anzen.mofa.go.jp/
(2)また,渡航中に急遽発生する可能性のある不測の事態(テロや暴動,デモ,公共交通機関のストライキ,自然災害など)については,その国や地域を管轄する大使館や総領事館等が,関係の情報をEメールで発出します。旅行中の方でも,あらかじめ「たびレジ」に登録することで,それら情報が入手できるようになりますので,諸外国に渡航する前には忘れずに「たびレジ」にご登録ください。
●「たびレジ」の登録はこちらから
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
3 「空き巣」への警戒
ご自宅を長期不在とされる際には,空き巣被害に遭わないようにご注意ください。特に,日本人の皆様が多く居住されるオーデルゲム地区では,未遂も含め,日本人の方の空き巣被害が近年,顕著に発生しています。
当地での空き巣は、窃盗を企てる複数の者が特定の地域で複数件,短期間にまとめて侵入する形態が多く,また,窃盗団はターゲットとする住居を選定する目的で,以下(1)に例示したような,特徴的な行動をとることがあります。空き巣被害に遭わないための参考としてください。
(1)空き巣に狙われている「かもしれない」兆候
ご自宅に以下のような兆候が見られた場合,お住まいの住居を含めた付近一帯の住居が,空き巣に狙われている可能性があります。
ア 玄関ドアノブの鍵穴にセロファンテープが貼ってあることがある
イ 同鍵穴にクリップ等が刺さっていることがある
ウ 玄関付近に小麦粉のような粉末が撒かれていることがある
エ 玄関ドアを開けた時,上からマッチ棒や小さな紙片が落ちてくる
オ 玄関ドアや付近の壁に奇妙な記号のようなものが書かれている
【解説】
●上記のア,イ,ウ,エは,玄関扉の開け閉めや,人が出入りすることで状況が変化するものなので(鍵穴のセロファンテープは貼がされる,玄関ドアのマッチ棒は下に落ちる等)それらを外見から見分けることで,居住者の在・不在を識別する目的で行われています。
●上記オは,居住者の属性(男性か女性か,単身か世帯かなど)や過去の侵入盗歴の有無,警備機器設置やペットの有無など,空き巣にとっての侵入リスクの高低を,仲間内で情報交換するためのマークである可能性があります。(マークのサンプルは,以下アドレスをご参照ください。)
【ご参考】Montgomery地域管轄警察のホームページ
https://www.police.be/5343/fr/actualites/les-signes-des-cambrioleurs
(2)被害に遭わないための対策
ア 日々,玄関周り等の様子に注意して,上記(1)に例示したような兆候が見られた場合には,空き巣のリスクが高まっている可能性を認識してください。
イ そうした中,長期間不在とする場合には,玄関扉や窓サッシ等の施錠をしっかり行うことは勿論,貴重品は会社等の安全な場所に保管する,可能であれば不在の間,信頼できる同僚やご友人などに定期的に見回ってもらう,不審なマークは消除する,タイマー式電灯を活用して不在の気配を極力つくらないようにする等,可能な範囲での対策を検討してください。
ウ 郵便ポストの郵便物が溜まっている状況から,長期不在の状況を悟られることがあります。不在の間,それらの対処(チラシ等不要な郵便物の廃棄や,必要な郵便物の保管)について,信頼できる方に依頼できることが望ましいですが,右が困難な場合でも,スーパー等で市販されている「チラシお断り」のシールをポストに貼付するだけでも,(投函されるチラシが減るため)一定程度の効果があるようです。
【お問い合わせ先】
在ベルギー日本国大使館
住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique
電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)
Fax :(02) 513-4633
ホームページ: https://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html
|