領事サービス・安全対策メールマガジン

令和2年4月2日

新型コロナウイルス感染新規症例の発生等(2日)


1 本2日,ベルギー公衆衛生省の発表によると,ベルギー国内において新型コロナウイルスの新規症例が新たに1384件確認され(フランダース地域:912名,ワロン地域:317名,ブリュッセル:137名,、居住地不明:18件)その結果,当地での確定症例数は15348件となりました。

また,3月15日から4月1日までの間に,2495名の方が治癒して退院している一方,この24時間で新たに183名の方の死亡が確認され,死亡者の合計は1011名となりました。

1日現在,病院のベッドについて,5376名の感染者(うち,1144名が集中治療室(全体の52%,残り1155床あり),呼吸器補助器使用者は906名)が利用している状況です。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省新型コロナウイルス特設ページ(仏語))
https://www.info-coronavirus.be/nl/news/1384-nieuwe-besmettingen-met-coronavirus-covid-19/

(参考アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所関連ページ)
https://epidemio.wiv-isp.be/ID/Pages/2019-nCoV_epidemiological_situation.aspx

2 なお,本日の記者会見で発表された内容のポイントは以下のとおりです。
(1)死者数の40%が80歳以上,93%が65歳以上。
(2)新型コロナウイルス感染症の検査実施総数は60462件。
(3)マスクは予防に有効だが100%ではない。医療関係者や感染の危険性の高い人が使うのを勧める。「社会的距離」の遵守や手洗い等の衛生上の措置の方がより有効であり,マスクは補助的ととらえるべき。
(4)新型コロナウイルス関連の統計データをそのまま直ぐに鵜呑みにすべきではなく,専門家の解説や見解に注目すべき。
(5)各種措置が取られた結果として感染の勢いは弱まっているが,入院者は現在も増加しているのが現状。病院の入院者数を減らすため,現行の措置は今後数週間維持する必要あり。措置の一部を解除するのは時期尚早。但し,いつどの時点でどの措置を見直すかについての議論は活発に行われている。
(6)クロロキン(抗マラリア薬)は10年以上,他の感染力の強いコロナウィルスに対し,ラボで試験が行われてきた。今回のコロナウィルスに関しては,一部の感染者に試験的に用いられているが,それ以上の情報はなく,効用については現時点で不明。副作用もあり,一般治療に導入されるには至っていない。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)
https://www.info-coronavirus.be/nl/live-pressconferences/

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