領事サービス・安全対策メールマガジン

2020/4/10

新型コロナウイルス感染新規症例の発生(9日)


1 本9日,ベルギー公衆衛生省の発表によると,ベルギー国内において新型コロナウイルスの新規症例が新たに1,580件確認され(フランダース地域:1,049名,ワロン地域:370名,ブリュッセル:149名,居住地不明:12件)その結果,当地での確定症例数は24,983件となりました。

また,3月15日から4月8日までの間に,5,146名の方が治癒して退院(過去24時間中の退院者は483名)している一方,この24時間で新たに283名の方の死亡が確認され,死亡者の合計は2,523名となりました。

8日現在,病院のベッドについて,5,590名の感染者(過去24時間中の入院者は459名)が利用しており,そのうち1,285名が集中治療室,人工呼吸器は992名が利用している状況です。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省新型コロナウイルス特設ページ(仏語))
https://www.info-coronavirus.be/fr/news/1580-nouvelles-infections-au-covid-19/
(参考アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所関連ページ)
https://epidemio.wiv-isp.be/ID/Pages/2019-nCoV_epidemiological_situation.aspx

2 なお,本日の記者会見で発表された内容のポイントは以下のとおりです。
(1)今週,全老人ホームを対象とする大規模な感染検査を開始しており,予定されている2万件のうち,現時点で検査登録・実施済みは1569件。今後,検査数を大幅に増やす予定。この1569件については現在,検体が検査機関に持ち込まれているところであり,結果は上記の統計には含まれない。
(2)ソーシャルメディア上で,使用済みマスクを(ウィルス殺菌のため)冷凍庫に入れるよう奨励しているのを見かけるが,ウィルスは生きたまま保存されるので効果なし。他方,ウィルスは高温に弱い。ウィルスは,食洗機や(洗濯後の)乾燥機では無力化される。
(3)本日より,ベルギー当局は,人々が助け合い,関心をより高めるための新キャンペーンを開始。目的は,モチベーションを失わず持ちこたえること。住民全てに届くように様々なチャンネルを用いて実施予定。必要であれば特定グループに向けても実施。持ちこたえる,自宅にとどまり他人と接触しない,自己や他者を大事にするというのがメッセージ。
(4)仏の皮膚科医が,コロナ感染で皮膚疾患の症状が出ていると警告している件について,ベルギーでもいくつかのケースを把握しているが,今後検証が必要。これまで,多くのウィルス性疾患で湿疹が発症しているケースがあると承知しており,コロナ感染で皮膚疾患の症状が出ても驚くべきことではない。湿疹の発症は,コロナ感染の兆候の一つと考えられる。しかし,湿疹が発症したからと言ってコロナ感染が証明される訳ではなく,湿疹は他の病気でも発症することがあるため,推奨している診療指針を尊重してほしい。
(5)ここ数日来の集中治療室病床の占有率が56%とされている一方で,集中治療室は飽和状態に近いと一部の専門家が推定している件について,いくつかの地域・病院では国平均の56%よりも占有率が高い。この占有率とは,今後追加可能なキャパも含めて計算されており,集中治療室病床にまだ空きがあると言ってはいるが,多くの医療機関でかなり厳しい状態が継続しているのが現状。
(6)(ドゥ=バッカー大臣官房は1日で可能な感染検査数は1万と想定しているが,実際の検査実施数はここ数日,1日4千件程度に留まっており,検査キットが不足しているのかとの記者の問いに対し,)ここ数週間で,病院内外で,技術的に検査のキャパは増強されている。検査実施には一連の手続きを踏む必要があるが,手続きは既に開始されている(特に老人ホーム)。しかし,全員を同時に検査することはできない。検査キットの在庫については問題なし。政府が取っている感染検査実施の戦略は,検査キットの在庫についても十分考慮されている。
(7)(コロナ感染はピークまたはカーブが横ばいに近づいているとされ,外出等規制措置の解除が取り沙汰されているが早急すぎないか,5/3の措置解除は現実的か,全員検査や特定グループ対象の検査実施を想定しているのかとの記者の問いに対し,)最近になり肯定的な兆候が見られ希望がもたれるが,事を早く進めすぎるのは過ちであり,感染が再び拡大することになりかねない。どのタイミングでどのように解除すべきかの議論を始めることは重要であるが,すぐに解除するということではなく,措置は維持すべき。(4/19または5/3までの措置維持といった)日程設定は,今後我々が進むべき方向を見る上での目安でしかない。
(8)(外出等規制措置の解除は,仏・独・伊などの状況にもよるのではないか,イースター期間中の外国への出国禁止措置は想定されるか,EUで共通の決定が行われる予定はあるかとの記者の問いに対し,)当然,周辺国の状況にも拠り,各国当局とは連絡を取っている。周辺国の状況を考慮するのみでなく,EUや国際レベルでの協調を図るべきと考えている。コロナ蔓延の状況を把握し,これ以上リスクを取ることなく,必要な措置の選択を行うためには,より一層協調することが重要。
(9)(入院数が減少するのであれば,老人ホームの入居者で感染した者は病院へ行くべきではないかとの記者の問いに対し,)これまで老人ホーム入居者の病院への入院を制限したことはない。病院に行くことが必要な者はいつでも行ける。各病院の基準に従い,病状の重さや本人の希望,医師の意見・判断等で入院するかしないかが決まる。
(10)(老人ホームに10人以上感染者がいる場合にクラスターと見なされているが,全員が感染検査を受けているかどうかとの記者の問いに対し,)入院が必要と見なされ入院している者は感染検査を受けている。症状が軽い者は入院の必要はなく,そうした人のほとんどは感染検査を受けていない。それらの人は感染が疑われると見なされ,クラスターにも含まれている。
(11)(重篤者が治癒するまでに数か月はかかるのかとの記者の問いに対し,)重篤者は集中治療室で数週間にわたり人工呼吸器が装着され,集中治療室から出ても入院し続ける必要がある。回復するまで長い期間が必要となり,数週間にわたる場合もある。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)
https://www.info-coronavirus.be/nl/live-pressconferences/

*****************
■■滞在状況アンケート実施中です!お済みでない方はこちらから■■ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd4oPasoBCBkkcmqqKs0VZek94YyQW0jYpdcr1fSJxL_jYfRA/viewform
*****************
■■領事メールのバックナンバーはこちらから■■
https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_merumaga.html
*****************
■■新型コロナウイルスに関する「風評被害」を受けた方は,こちらまで■■
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfhpL1ReY0hfydCMksXdJMEzztfC0XsQErx5TDcOaQ8tHr8CA/viewform
*****************

【お問い合わせ先】
在ベルギー日本国大使館
住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique
電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)
Fax :(02) 513-4633
ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願いいたします。 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete