領事サービス・安全対策メールマガジン

2020/4/23

新型コロナウイルス感染新規症例の発生(23日)


1 本23日,ベルギー公衆衛生省の発表によると,ベルギー国内において新型コロナウイルスの新規症例が新たに908件確認され(フランダース地域:386名,ワロン地域:342名,ブリュッセル:116名,居住地不明:64名)その結果,当地での確定症例数は42,797件となりました。

また,3月15日から4月22日までの間に,9,800名の方が治癒して退院(過去24時間中の退院者は367名)しました。

死亡者数は以下のとおりです。
(1)過去24時間の合計:230名(病院における死亡者93名,老人ホームにおける死亡者134名)
(2)これまでの合計:6,490名(内訳:病院における死亡者2,985名,老人ホーム等における死亡者3,420名(確定症例185名(5%),疑い例3,235名(95%))、自宅22名,その他の場所22名、不明41名)

22日現在,病院のベッドについて,4,527名の感染者(過去24時間で238名減少)が利用しており,そのうち993名が集中治療室(過去24時間で27名減少),703名(過去24時間で30名減少)が人工呼吸器を利用している状況です。

22日の感染検査実施数は8,266件,検査実施総数は180,000件です。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省新型コロナウイルス特設ページ(仏語))
https://www.info-coronavirus.be/fr/news/tendances-des-derniers-jours-se-poursuivent/

(参考アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所関連ページ)
https://epidemio.wiv-isp.be/ID/Pages/2019-nCoV_epidemiological_situation.aspx

2 なお,本日の記者会見で発表された内容のポイントは以下のとおりです。
(1)図(https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_chart6.html)は,ベルギーにおける死亡率へのコロナウィルスの影響を示したもの。各市からの正確な報告により,過去5年間の同時期と比べ,どれだけ死者数が増加しているかを把握することができる。 オレンジの実線は,ベルギーでウィルス伝染が拡大が始まってから,どれだけ死者数が増加しているかを示している。ウィルス伝染の初期は,死者数の増加は限定的であったが,数週間前(注:情報収集の関係上,数週間前の数字となっているもの)の死亡率はこれまでより80%近い増加となっている。死亡率が増大するのは,通常は,インフルエンザや猛暑の時季であっり,これは全ての年齢層に関係するもの,コロナウィルスに関しては特に高齢者への影響が大きい。
緑の点線は,病院での死亡者数を示すが,見ての通り,必ずしもこの時期のベルギーにおける死亡者の増加を示すものとなっていない。一方で,緑の実線は,病院の死者数に加え,老人ホームでの死者,感染が疑われる者も含めた死者数であるが,実態に近いものとなっており,我々が,より完全な計上方法として,ベルギーが適用を維持したいと考えてきたものである。この指標により,正確な状況を把握することが可能となっている。
伝えたいメッセージは以下の2点。(ア)老人ホームでの感染疑いの死者を含めるベルギーの計上方法は,状況のより正確な把握と,死亡率の増加の予測を可能としている。(イ)コロナウィルスによる超過死亡率は,近年我々が経験してきた他の出来事と比べると,より高くなっている。

(2)これまで,連帯の精神をもって人々は助け合ってきたが,この数週間,悪意を持つ人々が存在し,ネットを使って現在の困難な状況を利用しようとしている。ベルギー・サイバーセキュリティ・センター(CCB)は,この数週間で,コロナ,特にマスク購入に関連した新たなドメイン名が多く購入されていることを確認している。このうち一部は,偽サイト立ち上げのために取得されたと思われる。CCBは,以下の助言を行っている。
(ア)購入前に十分注意する。特に,マスク等の値段が安価すぎるようであれば,それはおそらく罠であり,商品が届かないか,もしくは模造品のリスクが高い。
(イ)サイト名に注意する。ウェブショップには必ず名前,住所,店名等が明示されているはずであり,もし確認できなければそのサイトでは購入しない方がよい。また,メールやSMSで広告を受け取ることもあるが,絶対にリンクをクリックしないでほしい。偽サイトに誘導される可能性がある。

(3)多くの人が,テレワークまたは家族・友人との連絡に,これまで以上にインターネットを多く使用している。CCBの助言を守り,我々はネット上でも,我々の(心身の)健康に十分留意し続けることができる。一連の措置・勧告を守ることで,自己と,他者の健康に気を配ってほしい。

(4)(最近の仏の研究によると,仏の人口の5.7%が現段階で既にコロナに感染しているとされているが,ベルギーについては同様の推定値はあるかとの問いに対し)アントワープ大の直近の研究によると,ベルギーでコロナの抗体を有している人の割合は,5週間前の時点で3%とされている。抗体は感染の2週間後に作られる。もし今日同じ調査をすれば,この数値はおそらくより高いであろう。しかし,集団免疫を期待することができるほど数値がより高まるのを待たなければならない。今後も同様の研究は継続される予定。可能な限りの制御を試みているとは言え,今後,新たに感染する者の数は増えるであろうし,ウィルスが死滅することはない。そのため,今後数週間から数か月にわたり,市民の免疫獲得状況をフォローする予定。

(5)(現在,いくつかの病院ではコロナ専用病棟を閉鎖している,現在の集中治療室病床占有率は平均で50%を下回っているが,病院に対し更なる負担増大のリスクなしに措置解除するためにはこの数値がどれだけ下がるまで待つべきかとの問いに対し)これまでの全期間において,集中治療室病床占有率の指標は,ベルギーの医療システムがコロナ蔓延にどれだけ対応可能かを知るための極めて重要な一つの指標であったし,これからもフォローし続けていくことになる。現在1000床を下回り,減少しているとは言え,まだ多い。ベルギー国内全体で,平均して同じような状況という訳ではなく,集中治療室病床の50%に空きがあるとしても,依然として困難な状況に置かれたままの病院はあると考えられる。

(6)(独では,最近になり感染率が再び上昇したとされている,ベルギーでは4/17に0.8とされていたがその後どうなっているかとの問いに対し)感染率(taux de transmission/reproduction)とは,1人の感染者が周囲で感染させる人数を示すが,現在も1未満にとどまったままである。これは,感染者数そしてその後の入院者数が減少するための条件の一つ。ウィルスの勢いを抑えるためには,この数値が1未満の状態を保ち続けなければらなない。

(7)(新規での退院者数は入院者数よりも多いが,入院者数はまだ高いレベルにあるように思われる,一連の措置の段階的解除により,入院者数はまだ増加するかとの問いに対し)措置の段階的解除の目的は,我々の安全確保のための規制を維持しながら,我々が移動,生活,仕事できる環境の範囲を拡大しつつ,入院者数を制御できるようにすることにある。今日の入院者数は約200名であり,これはウィルスがまだ存在していることの証。我々は,次の段階に進めるとか,以前のような規制のない社会生活に戻ることができるなどとは,現時点で考えるべきではない。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省記者会見動画)
https://www.info-coronavirus.be/fr/live-pressconferences/


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