領事サービス・安全対策メールマガジン

2020/4/27

新型コロナウイルス感染新規症例の発生(25日)


1 本25日,ベルギー公衆衛生省の発表によると,ベルギー国内において新型コロナウイルスの新規症例が新たに1,032件確認され(フランダース地域:431名,ワロン地域:355名,ブリュッセル:128名,居住地不明:118名)その結果,当地での確定症例数は45,325件となりました。

また,3月15日から4月24日までの間に,10,417名の方が治癒して退院(過去24時間中の退院者は295名)しました。

死亡者数は以下のとおりです。
(1)過去24時間の合計:241名(病院における死亡者72名,老人ホームにおける死亡者164名)
(2)これまでの合計:6,917名(内訳:病院における死亡者3,148名,老人ホーム等における死亡者3,678名(確定症例312名(8%),疑い例3,366名(92%))、自宅23名,その他の場所22名、不明46名)

24日現在,病院のベッドについて,4,195名の感染者(過去24時間で160名減少)が利用しており,そのうち934名が集中治療室(過去24時間で36名減少),635名が人工呼吸器を利用している状況です。

24日の感染検査実施数は8,396件,検査実施総数は197,463件です。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省新型コロナウイルス特設ページ(仏語))
https://www.info-coronavirus.be/fr/news/tendances-actuelles-restent-stables/
(参考アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所関連ページ)
https://epidemio.wiv-isp.be/ID/Pages/2019-nCoV_epidemiological_situation.aspx

2 なお,本日の記者会見で発表された内容のポイントは以下のとおりです。 (1)昨日公表された今後の適応戦略(措置の解除にかかる一連のプロセス)は決定的なものではないと我々は承知している。状況は困難で不確かなことに変わりはない。今後数週間,公衆衛生の状況をフォローし,仮に必要と判断されれば,プロセスにおいて後退しなければならないこともあり得る。そのような状況は避けたい。

(2)昨日の国家安全保障会議(CNS)での決定は,社会における各分野,すなわち公衆衛生,経済,教育,そして日々の生活等に関し,我々の一人一人に展望を与えるものである。措置解除のプロセスは複数の段階からなり,コロナ伝染の状況が改善する場合のみ,先に進むことができる。今後も,皆で措置を守り続けることが重要。

(3)現在の困難を皆で乗り切るため,感染検査及び感染者との接触を追跡するシステムが導入される予定。しかし今後の適応プロセスが上手く行くことを保証するのは,個々人の責任ある行動であり,我々の振る舞いや市民としての意識が,今後の感染カーブを左右する。一例として,マスクは重要な要素の一つであり,マスクの着用が,自己と特に他者をウィルスから防衛することになる。公共の場でのマスクの着用が強く推奨され,5/4以降,公共交通機関,社会的距離を取ることが難しい職場,学校(12歳以上の生徒と職員)といった特定の場所ではマスクの着用が義務となる。しかし,手洗い等の衛生の基本ルールや,症状がある場合に家に籠もる等の措置を守ることももちろん重要。

(4)この適応戦略に対し多くの人が多く疑問に思っていることがあるのは承知しており,それは理解できる。しかし,我々は皆,これまで経験したことのない状況に置かれているということを理解する必要がある。影響は生活の全てに及んでいる。今後,連邦・地域・共同体政府が,CNSの決定をより具体化することになる。現時点において一つ確実なのは,現在取られている措置が5/3まで継続するということ。一つの困難な時期が過ぎ,展望が見え始めているが,それはこの数週間において皆が全員で努力したおかげ。今後も一つずつ段階を踏んで行くことが重要であり,それは我々皆で実現が可能。

(5)(ベルギー国立公衆衛生研究所(Sciensano)及び献血サービスセンター(Service du sang(SS))によるベルギー国民の免疫に関する研究について説明してほしい,集団免疫についての展望はどのようなものかとの問いに対し)Sciensanoは2週間毎に,フランダース赤十字及びワロンとブリュッセルのSSより,約3000の血液検体を受け取っている。これらの検体は一般に良好な健康状態の人から採取されたものであり,国内における18~75歳の活動人口を代表していると見なされる。ドナーは一般にコロナの症状のない人々であり,2週間毎にこれらの検体の分析を行っている。
3/30と4/14に採取された検体の結果は既に判明している。4/14分に関しては,4.3%がコロナの抗体を保有しており,これは3つの地域でほぼ同じ。フランダースのみ3/30分のデータがあり,比較することが可能。3/30は2.1%,4/14は4.1%とほぼ2倍となった。この期間中は非常に厳しい措置を取っていたにも拘わらず,このような結果になったということは,ロックダウンの状況でもウィルスが伝染しており集団免疫が進んでいることを意味する。しかしその速度は遅い。集団免疫の恩恵を受けるには,少なくとも60%となることが必要。そのレベルに到達するには多くの時間がかかる。今後もこの分析は2週間毎に実施され,今後数か月でどのように進展するかフォローして行く予定。

(6)(シアトル大のモデルによると,ベルギーでのコロナ死者数は5月半ば頃にゼロになると予測されているが,このシナリオは現実的かとの問いに対し)予測することは困難。一般に,コロナによる死者は割合で見ると少数であり,感染者のおそらく1%未満。今後数週間で感染者数が大きく減少し,死者が出ることがむしろ稀になることを期待している。しかしそれはウィルスの伝染状況次第。伝染するウィルスの数が少なければ,死者数も減少するが,やはり予測は困難。おそらくウィルスが死滅することはないので,死者が常に出る可能性はある。今後数週間で死者数が大きく減少することを期待したい。しかし,次の秋・冬には,再び困難な時期になると思われる。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省記者会見動画)
https://www.info-coronavirus.be/fr/live-pressconferences/


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