領事サービス・安全対策メールマガジン

2020/6/4

新型コロナウイルス対策(ウィルメス首相記者会見内容(速報版))


本3日の国家安全保障会議後,16時から約1時間,ウィルメス首相他が行った記者会見の内容について,当館聞き取りによる「速報版」を作成いたしましたので,取り急ぎ以下のとおりご案内いたします。(一部不鮮明な部分が含まれております点,ご承知ください。)
本件内容の詳細については,追って首相府よりコミュニケ(声明文)が発出されますので,右入手後は仮訳文を作成し,改めてご案内いたします。

【仮訳】
1 総論
●前回の国家安全保障会議からの3週間は,外出規制解除の影響評価にとって有益だった。解除の指標は勇気づけられるもの。率直に申し上げ,今日の状況は,考えていたもののなかで最もよかった。国民の努力・犠牲の賜。規制解除を進めることができる。
●国家安全保障委員会は,GEES(外出規制解除担当専門家グループ)とともに,6月8日から,フェーズ3に入ることを決定。6月8日は,外出規制解除において鍵となる日付。すなわち,この日から,「全て禁止,例外として許可」というアプローチから,「全ては許可,例外として禁止」というアプローチに変更。この変更により,可能性の範囲が非常に広がる。
●ただし,引き続き,ウィルスは我々の間に存在しており,犠牲者もまだ出ている。我々は,慎重でなければならず,そのため,個人に近づきすぎない,大規模で集まること等,分野ごとのルールがまだ決まっていないため,一定の活動を除外しなければならない。

2 具体的措置
(1)個人の行動
 以下6つを設定。

(ア)衛生措置は必要不可欠。(手を定期的に洗う,ビズ,握手はしない等,しっかりと継続。)
(イ)屋外活動を優先。無理な場合には,十分な換気する。
(ウ)高リスクの者と接触する時には追加的な注意を払う。
(エ)安全な距離を守る。ただし,同居人,12歳以下の子供の間,社会的接触の「グループ」にいる者の間は例外。距離が守れない場合には,マスクを着用しなければならない。
(オ)6月8日以降,社会的接触の「グループ」を拡大し,一週間ごとに,家族に加え,最大異なる10名まで接触可能。この10名は,1週間ごとに変更可能。接触を制限すること,また,追跡を容易にすることから人数制限を引き続き導入。
(カ)グループでの集会は,子供を含めて最大10名。屋外,家庭内,公園,レストラン等いかなる集会も可能。

なお,ペンション(pension)のボランティア活動について,明確なルールを引き続き策定中。

  (2)職業活動運営上の規則
原則として,すべての活動には,労働者を保護する規則が適用。テレワークが引き続き推奨。分野ごとに,所管省庁が当該分野と調整し,専門家の意見も参照しながら,決まり(protocol)が策定される。他方,分野ごとの職種に属しているわけではない者は,ネット上で,コロナウイルスの特設サイトにて,従うべき原則を参照できる。

(ア)レストラン・カフェ等(Horeca)
・6月8日から,部分的再開。カジノ(多くの人が使用するマシーンがあるため)等は不可。
・レストラン,カフェ,バーは,テーブルの間に1.5メートルの安全距離を設置,1テーブル10名まで,各顧客は各テーブルにサーブ,ウェイターはマスク着用,夜1時に閉店,(ナイトショップ同様)等の厳しい決まりに従い再開。
・7月1日以降,宴会場,50人以上のレセプション可能。
・8月末まで,ナイトクラブ,ディスコは閉鎖(安全距離を保てないため)。

(イ)文化分野
・6月8日から,観客なしの文化活動可能。
・7月1日から,観客ありの文化活動再開。観客のルールは,社会的距離を維持し,最大,200名まで。したがって,映画館も,同様の条件で再開可能。多くの人数が集まる屋外劇場等に於ける文化活動では,マスク着用が強く推奨される。
・7月1日から,文化活動は,企画者を除き,最大50名まで活動可能。ただし,安全距離は保持。

なお,Horeca,文化分野を対象とする経済支援の一般的措置について検討中。

(ウ)スポーツ活動
・6月8日から,スポーツ活動は,プロ・アマチュアや練習や屋内・屋外の競技大会等の区別なく,すべてが可能。
・フィットネスクラブも,決まりに従い,再開可能。ただし,身体的接触を伴う柔道,ボクシング,バスケ,バレーの競技場等は,身体的接触をしない練習に限定しなければならない。
・スポーツ施設については,決まりが策定されるが,引き続き,クロークやシャワーの使用不可。
・水泳,健康センター等は,引き続き閉鎖。
・7月1日から,文化活動同様,着席形式での観客も許可。(注:蘭語パートにつき,やや不明瞭)
・7月1日から,これまで練習については,トレーナーを含めず,これまで20名までに制限されていたものを,50名まで拡大。ただし,安全距離は保持。

(エ)宗教活動
・6月8日から再開可能。距離を遵守し,最大100名まで可能。
・7月1日からは,最大200名まで可能。

(3)渡航
・6月8日から,ベルギー国内の泊まりがけの数日の小旅行が可能。
・6月15日から,ベルギー政府として,EU,英国,他4か国のシェンゲン加盟国発の入国について国境を再開。ただし,各国は,それぞれの国境再開を各国の望む条件に従い,単独で決定できるので,受け入れ国の措置について,ベルギー外務省の渡航情報を参照することを推奨。
・欧州域外の渡航に関する条件については,欧州レベルでの議論の状況の推移に照らし,決定予定。

(4)夏の行事
・7月1日,屋内の会議,遊園地,遊戯場が再開可能。
・ケルメス(kermesse)や村で集まる夏の活動については,その性質に鑑み,8月1日まで禁止。同日以降,状況を見て徐々に再開。条件等について組織者側に通知。
・大規模行事は,通知したとおり,8月31日まで禁止。

3 今後の見通し
今回の規制解除は終わりではなく,感染状況次第では,7,8月にかけて,フェーズ4,5へ移行。

4 その他
米国での状況を受け,一部の国で多くの者が参加するデモが行われているが,ベルギーに於けるデモを実施したいと希望する者もいるが,自分や他者の健康や,集会によりウィルスが蔓延するという結果を考慮するよう求める。支持表明には,保健の危機においても両立しうる多様な手段がある。

(主な質疑応答)
・(来週から一週間10名の接触可能となることに関し,社会的距離のルールについて問われ,)距離の遵守が困難なことは承知するも,引き続き,自身の健康を守るため,社会的距離は守るようにしてほしい。
(Horecaにおいて,追跡のため,予約制を取らないのかと問われ)複数の措置を調査したが,GDPR(EU一般データ保護規則)に合致しないように思われた。レストランへの入店アクセスと個人情報の提供を交換条件とすることを義務化することはできない。他方,追跡を諦めたわけではなく,例えば,屋外で,ボールペンで書き残す等の手段はあり得る。レストラン側,顧客側の自発的なシステムを提案する。
・(追跡のためのアプリ義務化について)各地域政府首相より,追跡は重要としつつ,義務化はしないと回答。
・(フィットネスクラブが再開するのにプールが引き続き閉鎖される理由を問われ)保健を理由としていると回答。
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在ベルギー日本国大使館
住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique
電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)
Fax :(02) 513-4633
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