領事サービス・安全対策メールマガジン

2020/8/21

新型コロナウイルス対策(ウィルメス首相記者会見内容(速報版))


本日20日の国家安全保障会議後,ウィルメス首相が行った記者会見の内容について,当館聞き取りによる「速報版」を作成いたしましたので,取り急ぎ以下のとおりご案内いたします。
正規の発表内容は,追って首相府よりコミュニケ(声明文)が発出されますので(入手後は仮訳文を作成し,改めてご案内いたします)、ご参照ください。

(参照アドレス:ウィルメス首相記者会見動画)
https://www.youtube.com/watch?v=x7woId85ENo&feature=youtu.be

【仮訳】
1 感染状況に対する認識
(1)8月を通じて、前回の国家安全保障会議で決定された一連の措置が有効であり、感染制御に役立っていることが分かった。8月前半に増えた感染者数は減り始めたが、引き続きウイルスは流行しており、残念ながらいずれの措置もウイルスを消滅させることができず、ワクチンが必要。ウイルスが流行する限り、ウイルスと共生することを学ばなければならない。
(2)感染状況の大きなトレンドは状況が安定しつつあり、改善しているとも言える。R値(感染再生産値)は0.9に低下している。入院数は330名と増加傾向にあるが、感染が激しかったころに比べれば多くない。感染者数・入院者数は、10万人当たり70人で、陽性率は3.4%である。(状況は改善しつつあるが、)状況は地域・州・市によって異なるなど、はっきりとしたものではなく、相対的なものであり、現状において元の日常に戻すことはできない。
(3)欧州全体で再感染が見られ、赤信号(渡航情報)の地域が多くなってきている。多くの国がマスク着用義務化や社会的接触の制限や、活動閉鎖などの新しい措置を行っている。ベルギーでは国レベルだけでなく、より的を絞った地域レベルの措置を通じて感染を抑制している。この2つのレベルの措置は組み合わせて行われており、例えばマスク着用義務については、国レベルではマルシェや商業施設、劇場、会議室など人が多く集まる場所でのマスク着用を義務化し、地域レベルでは、地域政府と州知事の協議により、他の措置を検討することができる。

2 新学期の開始
ウイルス伝播は十分に制御され、9月1日から学校の新学期を開始できることは喜ばしい。共同体政府が設定する黄色信号に基づき(ウイルスはあるものの制御されていることを意味する指標)、全ての生徒が学校に行くことができる。教師(教職員)及び12歳以上の生徒にはマスク着用義務などの制限はあるものの、週5日学校に行くことができる。中等教育(中学、高校)においては全ての活動が行われるわけではない。コミューンで感染増加が確認された場合、教育大臣は橙信号への移行を決定できる。黄色から橙への移行は、中等教育の第2・3期(日本式の中学3年生-高校3年生)では授業日の削減などの措置が含まれる。高等教育の新学期開始は少し遅れ、どのような規則を設定するかについて更に協議が行われる予定。

3 社会的接触ルールの維持
(1)夏休みの終わりは人の移動が増える上、新学期には接触が増え、ウイルスの伝播が増えるため、現在の措置を緩和すべきではない。9月1日から1か月間、社会的グループ(bulle sociale)は維持される。つまり、家族や友人などの集まりは、社会的距離を確保しつつ、同時に10名を超えてはならない。他方、より近しい関係の人々と社会的距離を保つことは難しいとの理解の下、社会的距離を保たずに接触できる社会的グループ5名というルールを追加したもの。
(2)他方で、葬式後のレセプションについては社会的距離を保ちつつ、最大50名までの開催を許可する(飲食店などHORECAに適用される規則)。レセプション一般について次回国家安全保障会議で緩和することを願っている。感染拡大防止のため、こうした社会的接触を減らす措置は長期に亘って続けなくてはならないため(安全措置を確保しつつ、可能な限り日常に近づける)、CELEVALの専門家だけでなく、精神科医の支援も受け、どのような形であればより持続可能な形でこの措置を続けられるかについて優先的に検討している。

4 店舗への入店ルール緩和
8月24日(月)から、店舗での買い物は最大2人で時間無制限で行うことができる(店舗毎に入店規制の維持を決定できる)。

5 大規模イベントの開催ルール緩和
(1)スポーツの試合や観劇などの文化イベントへの参加者について、屋内は最大200人、屋外は最大400人まで可能。引き続きマスク着用は義務であり、厳格な安全措置が実施されなければならない。
(2)9月1日から、恒常施設においてこの規則を免除することが可能になる。免除要請は市長が審査し、所管大臣が採否を決定する。
(3)社会的グループが5人に制限されていることと、イベント参加人数の差に驚く人がいるようだが、社会的グループは接近した接触である一方、イベントでは厳格な安全措置が適用されるという大きな違いがある。

6 恋人の入国ルール緩和
9月1日から、法的関係(結婚、同棲など)がなくとも、カップルの一人がベルギー国外にいる場合(長期的な恋愛関係であることを示す必要あり)、その者はベルギーに入国することができる(検査、検疫義務あり)。

7 渡航ルールへの注意喚起
8月1日から、ベルギーへの入国48時間内に渡航者追跡フォームに記入しなければならず、8月14日時点で約50万件のフォームが提出された。また症状がなくとも、赤信号の地域から帰国した場合は、検査と検疫待機が義務。多くの人々がこの規則を守っていないが、重大な結果を招くことを認識すべき。橙信号の地域から帰国した人々であっても検査と検疫待機が推奨されており、特に橙信号の地域でリスクの高い接触をした人は注意して欲しい。帰国後に感染が判明した場合は、その人と接触したと思われる人に対して、各地域政府のコールセンターから連絡が行く。

8 次回予定
感染状況について引き続きフォローし、1か月後に改めて総括する予定。目的は状況を安定化させ、皆が展望を持つことができるようにすること。長期的に皆が耐えられる解決策を見つけなければならない。

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ベルギー国立公衆衛生研究所では,新型コロナウイルスに関する以下の情報を公表しています(毎日正午に更新)
■感染者数
https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/tpRKB
■入院/退院者数
https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/uTSKB
■死亡者数
https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/QTSKB
■コミューン毎の状況
https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/giyUB
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【お問い合わせ先】
在ベルギー日本国大使館
住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique
電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)
Fax :(02) 513-4633
ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

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