領事サービス・安全対策メールマガジン

本1月15日、アヌリーヌ・ヴェルリンドゥン内務大臣のHPにおいて、EU・シェンゲン外（英国を含む）からの電車・バスによる越境渡航者に対する強化策についてのコミュニケが公表されましたので、仮訳文を以下のとおりご案内いたします。

（参照アドレス：アヌリーヌ・ヴェルリンドゥン内務大臣HP） https://verlinden.belgium.be/fr/am 　

【仮訳】
（タイトル）EU・シェンゲン外の国から電車又はバスによるベルギーへの渡航者に対する規則の強化

今後、船舶又は飛行機によりベルギーに渡航する者に対して適用されるルールは、EU・シェンゲン圏外の国からバスまたは電車によりベルギーに渡航する者に対しても適用される。具体的には、渡航者は、外国またはベルギー滞在期間に拘らず、渡航者位置特定フォーム（当館注：以下参照アドレス）を記入しなければならない。さらに、ベルギーに主な住居を有さない赤ゾーンからの渡航者は、ベルギー到着前に陰性証明を提出しなければならない。

（参照アドレス：渡航者位置特定フォーム）
https://travel.info-coronavirus.be/public-health-passenger-locator-form

2020年12月19日、ボリス・ジョンソン英国首相は、英国において観察されたウィルスの急速な蔓延を発表した。この急速な蔓延は、もともとの変異種（当館注：原文ママ）と比べてより感染しやすく、より迅速に蔓延するコロナウィルスの変異株によるものである。

それゆえ、ベルギー政府は、予防観点から電車及びバスで到着した渡航者に対する規則を強化した。目的は、ベルギーにおけるより感染しやすいウィルスの蔓延継続を防ぐことにある。

今後、英国を含むEU外及びシェンゲン外の国発の電車又はバスによる渡航者に対しては、飛行機又は船舶による渡航者に対する規則と同じ規則が適用される。すなわち、

・外国及びベルギー滞在の期間とは関係なく、渡航者位置特定フォームを記入する。
・赤ゾーンからの渡航者で主な住居をベルギーに有していない者：ベルギー到着前に陰性証明を提示する。
・赤ゾーンからの渡航者に対する現行の検疫隔離の規則に従う。

運行者は、乗車前、すべての渡航者が渡航者位置特定フォームを記入していること、必要な場合には、陰性証明の提示ができることを確認する責任を負う。確認できない場合には、運行者は乗車を拒否しなければならない。運行者は、ベルギー到着にあたり、再度、渡航者位置特定フォームを確認する。

上記規則の法的基礎を付与する内務省令修正は、官報（Moniteur Belge）で公表されており、2021年3月1日まで効力を生ずる。

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