復興コンサート

　3月9日，ブリュッセルのコンセール・ノーブルにて、8回目となる復興コンサートが行われ、林大使も出席しました。
　同コンサートは、2011年の東日本大震災の年より、世界的に著名なバイオリニストの堀米ゆず子氏を中心に、毎年多彩なアーティストの参加を得て開催されており、本年は同氏の他、2017年のエリザベート王妃コンクール第2位を受賞したチェリストの岡本侑也氏、2013年のNany Phillepart財団コンクール第1位を受賞したピアニストのヤニック・ヴァンデベルデ氏、ベルギーで活躍する和太鼓アンサンブルのフェニックス・タイコの参加を得て行われました。
　林大使からは、「2011年の東日本大震災は、15，800人以上の死者、2，500人以上の行方不明者を数え日本だけでなく世界においても未曾有の大災害であり、その後顕著な復興をとげたものの、今も道半ばで支援を必要としている人々が存在しており、心の傷が癒えない人々も少なくない、素晴らしいアーティストによる音楽がこうした人々の心に届くと確信している、さあ皆で音楽の翼に乗って一緒に東日本へと旅立ちましょう」と述べ、復興コンサートの関係者に深甚なる謝意を表明しました。 参加者は、アーティストの華麗な競演と心のこもった演奏に大きな拍手を送りました。

©Samon VdV	©FUKKO CONCERT 2019