【大使】日本図書コレクション見学

令和4年9月5日
8月29日、下川大使は、仏語系ルーヴァン・カトリック大学(UCL)のブロンデル(Vincent Blondel)学長、蘭語系ルーヴェン・カトリック大学(KUL)のセルス(Luc Sels)学長とともに、UCLで保存されている「1920年代日本図書コレクション」を見学しました。同コレクションは、第一次世界大戦中の1914年8月にルーヴァン大学図書館が空襲で破壊されたことを受け、図書館再建のための国際的な取り組みへの支援の一環として、日本が寄贈したものです。
 
寄贈から100周年を迎えるにあたり、貴重な資料である同図書コレクションの可能性を広げるため、KULとUCLは共同で様々なプロジェクトを進めています。そのうちの一つとして、両大学は「ルーヴァン大学への日本の図書寄贈 1920年代の日本文化のアイデンティティとモダニティー」展という特別展示会を、2022年10月28日から2023年1月15日までKUL大学図書館にて開催することになりました。

1920年代に収集された日本図書コレクションは、3,000表題以上、14,000冊近くにのぼり、江戸時代を通じて蓄積された日本の知識、教養、文化の貴重な記録であるとともに、その時以来の日・ベルギー間の友好関係を象徴する重要なコレクションですので、多くの皆さまに是非ご訪問いただけることを願っています。

当館としても、今後さまざまな形で、非常に貴重な同日本図書コレクションについて支援をしていきたいと思います。

下川大使のツイート: https://twitter.com/ambshimokawa/status/1564351403702861827

1920年代の日本の寄贈図書一覧: https://dial.uclouvain.be/digitization/fr/search/repository/sm_collection%3A%22Collection%20japonaise%22

写真提供:Aurore Delsoir(オーロール・デルソワール)