ご挨拶

令和7年12月15日
  • この度、駐ベルギー日本国特命全権大使として着任しました大菅岳史(おおすが たけし)と申します。

    私は、1985年に外務省に入って以降、アルジェリア、フランス、インドネシア、インド、国連代表部(ニューヨーク)等で海外勤務を行い、外務本省においては、アフリカ部長、外務報道官等を歴任しました。直近では、2022年から約3年間、地中海の対岸に位置するチュニジアで大使を務めました。

    ベルギーは、日本にとって基本的価値を共有する戦略的パートナーであり、緊密な皇室・王室交流に支えられ、伝統的な友好関係を維持しています。明年、日本とベルギーは、1866年の外交関係樹立から160年を迎えます。年間を通して、日ベルギー友好160周年を記念する多くの行事が予定されておりますので、皆さまと共に積極的に参加し、大いに盛り上げていきたいと思います。

    ベルギーには多くの日系企業が進出し、製造業、物流、サービス業など、さまざまな分野で活躍されています。その高い技術力と誠実な事業姿勢は、日本とベルギー、ひいては欧州との架け橋となり、双方の経済に貢献しています。また、学術、芸術、音楽、食、スポーツなどの分野でも、多くの日本人の方々が活躍されています。明年の日ベルギー友好160周年の機会に、これらすべての分野で新たな出会いが生まれ、両友好国の間の人的な交流が更に広まり、深まることを期待しております。

    日本大使館といたしましては、在留邦人の皆様が安全に、そして安心して当地で生活していただけるよう努力してまいりますので、今後とも皆様のご協力とご支援を賜れますようお願い申し上げます。

    これまで日本とベルギーの友好と協力に携わってこられた多くの皆様に、できるだけ早くお会いできることを心より楽しみにしています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

令和7年12月
駐ベルギー日本国特命全権大使
大菅 岳史