復興コンサート

令和2年3月17日

3月11日,ブリュッセルの蘭語系ブリュッセル王立音楽院にて、9回目となる復興コンサートが行われ、下川大使が出席しました。 同コンサートは、2011年の東日本大震災の年より、世界的に著名なバイオリニストの堀米ゆず子氏を中心に、毎年多彩なアーティストの参加を得て開催されており、本年は、昨年に引き続きベルギーで活躍する和太鼓アンサンブルのフェニックス・タイコによるダイナミックな演奏が披露されたほか,ヴァンデヴェルデ氏指揮による復興オーケストラと堀米氏のバイオリンとにより,ベートーベンのバイオリン協奏曲が演奏されました。
下川大使からは、「15,800人以上の死者、2,500人以上の行方不明者を数えた東日本大震災当時,自分は東京におり,激しい揺れを身をもって体感し,また甚大な被害に大変大きなショックを受けたが,ベルギーを初めとする世界からの温かい支援をいただき,特にベルギー皇太子同妃(当時)が日本赤十字社を訪れ,被災地に励ましのメッセージを述べられたことは日本でも良く記憶されている」と述べ,復興コンサートの関係者に深い謝意を表明しました。
参加者は、アーティストのダイナミックかつ息のあった演奏に惜しみない拍手を送りました。