【大使】アンドレアス・テーレ リエージュ大学教授及び日本研究センター所長に対する旭日中綬章の伝達式 (令和2年春の外国人叙勲)

令和2年12月19日

12月15日、日本大使公邸において、アンドレアス・テーレ リエージュ大学教授・日本研究センター所長に対する旭日中綬章の勲記・勲章伝達式が実施されました。
 東アジアの比較思想研究を専門とされるテーレ教授は、25年以上にわたりリエージュ大学にて、日本文化・日本哲学・比較思想論を教授されてきました。また、同学日本研究センター(CEJ)の大学機関としての正式な設立に尽力され、2010年の設立以降、所長として定期的に研究者及び学生の交流を行い、日本研究・日本語教育の質の向上を図っておられます。モンス大学でも日本語を教授され、ベルギー・仏語圏における日本語・日本文化研究の中心的な役割を果たされています。こうした日本・ベルギー間の学術交流及び相互理解の促進に対する長年の御貢献により、令和2年春の外国人叙勲にて旭日中綬章を受章されました。
 新型コロナウイルス感染症対策をとった上で、異例のささやかな形とはなりましたが、式典では、下川大使よりテーレ教授に対し勲記及び勲章が伝達され、祝辞において同氏の功績を紹介し、感謝の意を述べるとともに、同人の温かいお人柄にも触れ、同席した令夫人とともに受章を祝福しました。
 テーレ教授は受章の答礼において、30年前に初めて出会った日本文化に魅了され、恩師の指導と同僚との協働の下、長年にわたり研究と教授を続けてきた結果として受章したことをとても光栄に思うと同時に、これを契機として改めて、日本・ベルギー二国間の学術的・文化的交流を深めていきたいと述べられました。

リエージュ大学・日本研究センターHP(仏語)
http://web.philo.ulg.ac.be/cej/