【大使】ジャパン・チェア設立記念イベント

令和4年12月6日
11月29日、下川大使は、蘭語系ブリュッセル自由大学安全保障・外交・戦略研究所(VUB-CSDS)における、ジャパン・チェア設立イベントに出席しました。ジャパン・チェアは日本政府の支援を受けて設立され、同イベントは、本年10月、林芳正外務大臣が出席した東京都内での設立イベントに続き、ベルギーにて正式に発表する場となりました。

イベントには、ジョセップ・ボレル・フォンテジェス欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長、デ・グフト(Karel De Gucht)上記大学附属ブリュッセル・スクール・オブ・ガバナンス(GUB-BSoG)所長、シモン(Luis Simón)同大学VUB-CSDS長、ペイショヴァ(Eva Pejsova)ジャパン・チェア等が出席し、ジャパン・チェア設置を祝いました。

冒頭挨拶の中で、下川大使は、VUB-CSDSにおけるジャパン・チェア設立を歓迎し、また、国際秩序が困難を迎えている今こそ、基本的価値を共有し、志を同じくする国同士の協力を強化する必要があり、日本、欧州、NATOのインド太平洋地域における連携強化が重要になると述べました。続いて、ボレル上級代表が基調講演を行い、EUはインド太平洋において、また、インド太平洋と共に、よりコミットメントすべきであると述べるとともに、今後も数多くのブリュッセル・インド太平洋フォーラムが開催されることを期待する旨述べました。

本ジャパン・チェアの設立により、日本・NATO・EUの関係をより一層強化することが期待されています。政治・学術・行政レベルでの協力関係の促進に向け、当館も継続して支援してまいります。